家族葬を体験して、本来の葬儀の在り方を再確認しました

昨年、親戚の叔母が他界したため、両親とともにその葬儀に参列しました。
街中での葬儀とあり、混み合っていた事情もあり早朝の式となりました。
親戚のみの家族葬と言うことで、小さなホールでこじんまり行うと言う話でした。
私の父は身体が不自由なため、喪服の着用について相談したところ、親戚のみのためそのような心配は全く要らないと言われました。丁度、黒色の上下のスポーツ着があったため、父はそれを着用して出掛ける事にしました。

冠婚葬祭の文例 死亡・葬儀 香典 – 日本郵便

式場に到着すると、久し振りに合う親戚が揃っていました。
このような機会でしか集まれないものですが、故人を囲んで何かしら心の温まる時間となりました。
故人との懐かしい話や近況報告など話も尽きず、総勢20名ほどのこじんまりした家族葬でしたが、私にとっては貴重な体験となりました。
香典も辞退され、集まってもらえただけで嬉しいと言う叔父の言葉に心が熱くなり、本来の葬儀の在り方を見た思いがしたのです。

仙台葬儀会館斎苑

葬儀と言うと、何かと形式的な部分が表に出がちです。大きな式などでは、そのような傾向が強いものです。
それも昔からのしきたりに沿って行われるものですから、大切なことと感じますが、喪主にとっても参列者にとっても負担が大きいシステムなのかもしれないと感じます。
大家族から小家族へと家族構成のあり方も変化しており、また人との関わり方も変化していますので、そのような時代背景をうけてか、最近は家族葬が増えています。

四十九日 法要について(香典金額など) – その他(暮らしのマネー) | 教えて!goo

個人的には、大変よい傾向と感じます。叔母の家族葬を通して、その気持ちはさらに強まりました。
最低限のマナーを考慮しつつも、無理のない形で参列できるスタイル。
以前に他の葬儀に参列した際、来なかった人を批判したり、生花や香典で噂をしたりと