お布施とか葬儀代とか、明朗会計ばんざい!

どうしてこう、葬式ってやつは「暗黙の了解」とやらで
ブラインドされている部分が多いんだろう……。

実際に葬儀をやって、私はつくづく思い知りました。
身内が死に、ただでさえショックを受けているとき、放置してもいられないのが高温多湿という日本の気候から来る遺体の腐敗と病院のせっつき。

私はまだいい方だと思います。末期のガンとして入院していたので、遅かれ早かれこういう日が来るだろうと思っていましたから。
ただ……頭ではわかっていても、心ではわかってなかったんですよ。

奇跡が起きて不意にぱっと治るんじゃないか、なんてことを考えてしまうんですよ、患者の身内は。
だから、身内の死というのは不意打ちであってもなくてもやはりショックで……前もって準備しておいて良かったです。

葬儀をとりしきる親族は、死者のごく近い関係の人であることがほとんどでしょう。

そのとき、私は前もって相談しておいた葬儀屋さんに電話しました。

電話し、相談しておいたので、大まかな値段なども死の衝撃を受ける前に理解していました。
ただ……やはり、相談しておいても実際とはちがい、たとえばその日空いている葬儀場が近場にないとかはありました。
結局少し時間のかかる隣の市の葬儀場ですることになりましたが。

値段もとても良心的。
何より良かったのが、前もってパッケージでホームページできちんと値段出してくれたことです。

そういう目安を教えてくれれば、こちらも心の準備ができてお金の準備もできるってものです。
葬儀代って高いものです。最低でも二十万以上するでしょう。
だからこそ、一万二万の数字は大したことがないとざっくりしちゃうんですが、いやいやいや! 現実で一万二万は現実の生活で言えば大金ですから。

お布施も右に同じ。
いくら包めばいいのか、さっぱりわかりません。

心から言いたいです。
明朗会計ばんざい、と。